研究課題/領域番号 |
18K18385
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分90120:生体材料学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
小松 弓子 京都大学, ウイルス・再生医科学研究所, 特定助教 (20778162)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | ウイルスベクター / ボルナウイルス / BoDVベクター / iPS細胞 |
研究成果の概要 |
ボルナウイルスベクター(BoDVベクター)は、細胞核で持続感染するRNAウイルスを利用したエピソーマルウイルスベクターである。BoDVベクターはiPS細胞への遺伝子導入が可能であるため、今後これらの細胞を利用した細胞療法への応用が期待されているが、ベクターの作製効率の改善とベクター力価の向上が必要とされている。本研究では、これらの問題点を解決するため、ベクターの作製効率を上げるための細胞の検討と、タンジェンシャルフローろ過システムを用いた濃縮による力価向上を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在遺伝子導入に利用されるウイルスベクターは、標的細胞により遺伝子の発現が安定しない場合や、ゲノムへの挿入変異が懸念されている。この現状を打破するために新しいウイルスベクターの開発が待たれている。BoDVベクターは、染色体を汚染せずに長期間にわたり安定した遺伝子の発現を可能とするこれまでにないウイルスベクターである。本研究により特定された細胞株と濃縮技術は、今後BoDVベクターの迅速な配給を可能にするための技術開発において有用な知見となる。
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