研究課題/領域番号 |
18K18399
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分90130:医用システム関連
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
中田 亮輔 日本医科大学, 医学部, 助教 (70614759)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 非アルコール性脂肪肝炎 / NASH / NAFLD / 肥満 / レドックス / 肝臓 / DNP-MRI / 画像診断 |
研究成果の概要 |
世界的に非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)患者の加速度的増加が社会的問題となっている一方で、非侵襲的に行える簡便で確実な診断法が存在しないため、非アルコール性脂肪肝炎への進展を早期に発見し、治療に繋げるための新しい診断法として、生体内のミトコンドリアレドックス状態を評価する診断法を開発した。Carbamoyl-PROXYLをラジカルプローブとした生体動的核変極磁気共鳴画像を用いて、生体内でのミトコンドリアレドックス代謝が病態発現の極早期から変化していることを示し、NAFLD/NASHの新しい非侵襲的早期診断開発への可能性を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、ミトコンドリアレドックス代謝がNAFLD/NASHの病態発現早期から生じていることが明らかになった。ミトコンドリア内での電子伝達系異常がこれに関与している可能性についても示すことができた。ラジカルプローブを用いた生体動的核変極磁気共鳴画像は非侵襲的な検査法であり、動物実験における創薬・治療法の開発に役立つことが期待され、将来的には臨床応用の可能性も秘められている。
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