研究課題/領域番号 |
18K18408
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分90130:医用システム関連
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研究機関 | 八戸工業高等専門学校 |
研究代表者 |
井関 祐也 八戸工業高等専門学校, その他部局等, 准教授 (00780222)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | ハイパーサーミア / 温度計測 / 超音波 / ディープラーニング / 空胴共振器 / 有限要素法 / 電磁界解析 / 温度分布解析 / 低侵襲治療システム / 医用超音波システム |
研究成果の概要 |
本研究では、非侵襲深部加温が可能な空胴共振器加温装置を設計・開発し、その有用性を示すとともに、超音波による温度計測システムと融合することで、完全非侵襲ハイパーサーミア加温システムの構築を行った。具体的には、寒天ファントムを用いた加温実験とコンピュータ・シミュレーションの比較から空胴共振器加温システムの有用性を示した。次に超音波による温度計測システムの改良を行い、その有用性を示した。最後に空胴共振器加温システムと超音波による温度計測システムの融合を行い、臨床応用への道筋を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在までに様々な加温装置が臨床応用されているが、癌の大きさに応じてピンポイントで、なおかつ体に傷をつけずに加温可能な装置が開発されておらず、画期的加温装置の開発が急務である。一方、温度計測に関しては、既存の加温装置の大半が生体内温度計測を熱電対温度計に頼っているのが現状であり、生体内の2次元温度分布を把握できないまま治療を行っている。すなわち、温度計測の側面からも非侵襲温度分布見える化システムの完成が俟たれている。この様な背景から、本研究成果によって開発した超音波による温度計測システムを有する非侵襲加温装置の創出は、国内外において重要な位置づけにあると考えられる。
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