研究課題/領域番号 |
18K18434
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
高度科学技術社会の新局面
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
堀 浩一 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (40173611)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 人工知能倫理 / 創造活動支援システム / 設計支援 / 創造活動支援 / 人工知能と社会 / 知識ベース / 人工知能 / 倫理 / 設計 |
研究成果の概要 |
近年の人工知能の研究開発の進展が社会に及ぼす影響は甚大であると予想されており、人工知能をめぐるELSI(Ethical Legal Social Issues)に関する議論が活発に行われるようになり、国を超えた協力も始まりつつある。しかしながら、それらの人工知能倫理に関わる問題の議論に参加している人工知能研究の専門家はごく少数に限られており、倫理的な問題の議論が人工知能の研究開発に十分に生かされているとは言い難い。本研究においては、人工知能倫理の問題と人工知能の仕様との間の橋渡しをするシステムを構築した。実験の結果、倫理的問題を考慮すると、かえって創造的設計が生まれるという効果が確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的には、複雑化するAI倫理の問題を系統的にとらえることを我々が作成したシステムが可能にした。また、人工知能技術を人工知能の抱える問題に自己適用することにも成功した。 社会的意義としては、倫理的な問題の議論と人工知能の設計開発を、我々の提案したシステムにより、結合することが可能となった。これまで倫理的な問題は自由な研究開発を抑圧するという誤解もしばしば見受けられたが、我々の研究によれば、倫理的問題を考慮すると、むしろこれまでよりも創造的な設計解が得られることが明らかになった。
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