研究課題/領域番号 |
18K18449
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
超高齢社会研究
|
研究機関 | 藤田医科大学 (2021) 金沢大学 (2018-2020) |
研究代表者 |
須釜 淳子 藤田医科大学, 社会実装看護創成研究センター, 教授 (00203307)
|
研究分担者 |
真田 弘美 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (50143920)
|
研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
|
キーワード | 高齢者 / 慢性浮腫 / 下肢浮腫 / 圧迫療法 / ウエルビーイング / 下肢慢性浮腫 / 後期高齢者 / 看護理工学 / 心エコー |
研究成果の概要 |
下肢の慢性浮腫は後期高齢者の歩行機能低下に影響するが、「年だから仕方ない」と本人だけでなく医療・介護職員からも看過されてきた。本研究では、健康成人において、包帯下圧迫圧を段階的に10mmHgから40mmHgと加えても、大伏在静脈血流量の減少は見られなかったことを報告した。また、下肢浮腫が高齢者の歩行、足の痛み、靴を履くのwell-beingに影響していること、また10から30mmHgの範囲で高齢者の下腿を圧迫することで、浮腫を軽減し、well-beingが向上することが示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
後期高齢者に生じる下肢慢性浮腫を軽減するための新たなケアデバイスの開発を目標に本研究に着手した。2020年・2021年はコロナ感染症の影響受け、予定していた臨床調査がほとんど実施できず、当初の目標達成には至らなかった。しかし、デバイスの要件となる安全で効果のある圧迫圧の範囲を研究期間内に明らかにし、症例検討ではあるが、高齢者の下肢圧迫療法を実施し、下肢浮腫の軽減とwell-bin向上を示唆できたことは今後のデバイス開発に役立つ。
|