研究課題/領域番号 |
18K18450
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
超高齢社会研究
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
田原 康玄 京都大学, 医学研究科, 特定教授 (00268749)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 認知症 / コホート研究 / 高齢者 / リスク評価 |
研究成果の概要 |
二点識別覚の延長とダブルフラッシュテストの正答数は、認知症の確立したリスク因子である年齢、性別、短い教育歴とは独立して認知機能検査得点と関連した。この関連は、海馬の体積とも独立であった。ながはまコホートで収集した様々な臨床情報のうち、皮膚蛍光法で測定したAGEsの蓄積が認知機能検査得点と有意な負の関連を示した。二点識別覚とダブルフラッシュテストの検査結果は、AGEsとも独立して認知機能検査得点と関連した。認知症疑に対するROC解析から、ダブルフラッシュテストの正答数は一定の識別能力を持つことが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
感覚機能の低下が認知機能低下と関連することを明らかにした研究である。今後、認知症患者を対象とした研究とエビデンスの蓄積が進むことで、感覚機能低下の有用性がさらに明らかになれば、認知症スクリーニングの新しいツールとしての価値が高まる。MMSEやMoCa-Jのように、対象者本人の回答に依らずに認知症や軽度認知機能障害を客観的かつ簡便にスクリーニングできるようになれば、マススクリーニングなどへの応用展開が期待される。
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