研究課題/領域番号 |
18K18451
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
超高齢社会研究
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
近藤 祥司 京都大学, 医学研究科, 准教授 (80402890)
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研究分担者 |
横出 正之 京都大学, 医学研究科, 教授 (20252447)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
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キーワード | 老化 / メタボライト |
研究成果の概要 |
健常な若者4名の58時間絶食時の血液メタボローム網羅的解析の結果、120近いメタボロームの網羅的解析により、実に44のメタボライトが上昇し、我々の予想より遥かに代謝活性化が起こることが判明した(Teruya et al. Scientific Rep. 2019)。一方、有意に減少するメタボライトは2つであった。これら44の上昇メタボライトの中には、従来よく知られるケトン体、カルニチン、分子岐アミノ酸などの飢餓マーカー14個以外に、①TCA回路系、②抗酸化系、③プリン・ピリミジン系など、新規発見も含まれていた。さらに、メタボライト網羅的解析(n=19)で、15のフレイルマーカー同定した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
基礎老化研究で長年カロリー制限仮説が注目されてきたことに鑑み、ヒト飢餓メタボローム解析を行い、44個のメタボライト上昇という意外な成果を得た。発表論文は、2019年の約2万本のScietific Reportsジャーナル論文の中で、ダウンロード数のトップ100にランクインした。本成果は、飢餓による健康効果の臨床応用の基盤となる。
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