研究課題/領域番号 |
18K18453
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
超高齢社会研究
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
岡田 知久 京都大学, 医学研究科, 准教授 (30321607)
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研究分担者 |
井上 真郷 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (70376953)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 超高磁場磁気共鳴装置 / 加齢性変化 / 脳画像定量値 / 脳神経伝達物質 / 超高磁場MRI装置 / 加齢性脳変化 / 脳動脈 / 脳代謝物質 / 超高齢社会 / 生活習慣 / MR画像 / MRスペクトロスコピー / 基底核穿通枝 / 脳神経代謝物 / 深部灰白質穿通動脈枝 / 大脳皮質穿通静脈枝 / T1値 / T2*値 / QSM値 / 安静時脳機能画像 / 7テスラMRI装置 / 健康寿命 / 画像指標 |
研究成果の概要 |
超高磁場MR装置を用いて、下記3項目の画像データ収集と定量値解析を実施した。大脳皮質定量値では、R2*値の早期変化を学会報告し、若年者から高齢者100名以上のデータを収集して詳細な解析を行うとともに、データ収集の高速化手法を論文化した。深部灰白質穿通動脈枝計測では、等方0.25mmの超高解像度MRアンギオグラフィ撮像を可能とし、画質改善のアルゴリズムを開発して投稿した。神経伝達物質など脳内代謝物量の研究では、140人の後部帯状回計測データから加齢に伴い抑制性神経伝達物質の減少を投稿した。加えて複数領域での脳内物質量の相関マップの違いなど、多数の指標から加齢性変化の画像指標を創生が見えてきた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢者の疾病を積極的に予防して「健康寿命」を増加させることは重要である。これを阻害する要因の一つに脳卒中や認知症などの脳疾患がある。これには、神経組織とそれを栄養する細動脈の状態が大きく関与しており、肥満や喫煙等の生活習慣が関係している。早期であれば生活習慣の変更で改善できる可能性が高い。本研究の成果として脳自体の変化を客観的かつ具体的に示すことで、生活習慣を改善する意欲を大いに改善できると考えている。
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