研究課題/領域番号 |
18K18499
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分2:文学、言語学およびその関連分野
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研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
萬宮 健策 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 准教授 (00403204)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | ヒングリッシュ / 南アジアの英語 / 南アジア / ウルドゥー / インド英語 / Hinglish / 語彙 / 言語学 |
研究成果の概要 |
本研究では、最近日本国内でも注目されている英語変種「ヒングリッシュ」とは何かを解明することを目的とした。インドや南アジア地域で話されている英語が「ヒングリッシュ」と同義で用いられることも多いが、インドには多様な民族が居住しており、異なる言語を用いて生活している。そのような人びとが用いる英語や、自らが用いる言語と英語との併用状態を「ヒングリッシュ」と一括りに扱うことには無理がある。したがって、本研究では、「ヒングリッシュ」をヒンディー語母語話者(ヒンディー語を第一言語として用いるものも含む)が用いる英語変種と規定し、その特徴を観察するための基礎的研究を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の研究期間の大半が新型コロナウイルス蔓延の時期と重なっており、現地調査の計画を再考せざるを得なくなり、申請者が有していた語彙の分析が研究の中心となった。しかし、その成果は『ウルドゥー語-日本語語彙集』(東京外国語大学拠点南アジア研究センター、2022年3月)として、語彙集に含める形で出版することができたほか、研究期間中に実施した東京外国語大学でのTUFSCinemaと称する世界各地の映画上映企画における南アジア映画特集の中でも字幕制作等に反映させることができた。これらの成果は社会への還元としては一定の価値があるものと判断できる。
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