研究課題
挑戦的研究(萌芽)
本研究の目的はこれまで申請者が調査研究を行ってきたマダガスカル、トンガ、イースター島に加え、「数詞がない」ないし「数詞が少ない」と報告されているオーストラリア原住 民の言語、南米インディアンの言語を対象とし、消滅の危機に瀕する「数文化」をエスノマ セマティックス(Ethnomathematics) 的視点から研究し包括的記録を行うことである。本計画 書で言う「数文化」とは、個々の言語話者の数の数え方、数の文法化や数えるための分類法、 数をはじめとする抽象的概念を記憶するための物事との具体的な結びつけ方、数えるため の表記や視覚方法を示す。最終年度はこれまでの研究を総括して一冊の本としてまとめるために準備を進めている。一部のデータはコロナ渦で調査が中断し研究協力者との連絡が途絶えてしまい話者数がほとんどいなかった言語話者であり、コロナ渦以前97であったため、連絡手段はなく再開の目処はたっていない。貴重な情報であるため、後世に伝えるべく現地研究協力者への感謝を込め未完成資料も含めて出版準備を整えている。
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (11件) (うち国際学会 4件、 招待講演 5件) 図書 (1件) 備考 (3件)
水野一晴教授退官記念文集
巻: - ページ: 61-62
The Proceeding of the 15th International conference for the Asian Association for Lexicography
巻: 15 ページ: 20-20
フランス語学会誌
巻: 202103
https://research.kyoto-u.ac.jp/academic-day/a2020/a2020-p002/
http://www.chikyukotobamura.org/forum/salon131207.html