研究課題/領域番号 |
18K18514
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分2:文学、言語学およびその関連分野
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
田中 牧郎 明治大学, 国際日本学部, 専任教授 (90217076)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 語種 / 和語 / 漢語 / 外来語 / 翻訳語 / 言語問題 / 語彙教育 / 語彙史 / 語彙ネットワーク / 語彙論 / 専門用語 / 教育基本語彙 / 語誌・語史 |
研究成果の概要 |
日本語の語彙を特徴付ける、和語・漢語・外来語からなる、語彙ネットワークの形成過程を明らかにする研究を行った。日本語歴史コーパスを用いて、平安末期と明治前期に焦点を当てた類義語群の分析を行い、古代から現代までの通時的な視点から量的・質的な分析を実施した。また、日本語の語彙の言語問題が生じる原因に、その語彙ネットワークの存在があることを指摘し、言語問題への対応に役立てるための語彙論の枠組みについて議論に着手した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本語学の中に蓄積されてきた、語種論の知見と、語の意味・用法や語彙の体系の研究の知見を結びつけ、近年開発された歴史コーパスに基づくデータ分析を踏まえて、日本語の語彙の特質についていくつかの新見を提示できたところに学術的な意義がある。その語彙ネットワークの構造に起因する現代の語彙の言語問題のありようを整理し、その問題への対処法について議論を行ったところに社会的な意義がある。
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