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「負の社会ネットワーク論」の構想と実証研究の展開可能性に関する調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 18K18593
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分8:社会学およびその関連分野
研究機関東京大学

研究代表者

石田 賢示  東京大学, 社会科学研究所, 准教授 (60734647)

研究期間 (年度) 2018-06-29 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード社会ネットワーク / 負の社会ネットワーク / インターネット調査 / サポート・ネットワーク / 相互行為 / 人間関係 / ウェブ調査 / 社会調査 / パーソナル・ネットワーク
研究成果の概要

本研究では、これまでの実証的な社会科学研究ではほとんど検証されてこなかった、「負の社会ネットワーク」について、社会調査研究のなかでどのように応用可能であるかを検討することが目的である。負のネットワークとは自分自身から見て関係維持を忌避したり、実際に葛藤や衝突が生じたりするような人間関係からなる社会ネットワークを意味している。実証研究への応用可能性を検討するため、本研究では社会調査を実施し、先行研究で用いられてきたポジティブな社会ネットワークとの比較をおこなった。その結果、正負のネットワークが関連し合いながらも独立にメンタルヘルスや生活満足感に影響を与えていることが明らかとなった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の一連の研究結果は、社会ネットワークに注目する実証的調査研究において、サポーティブな正のネットワークだけでなく、個人にとって抑圧的な負のネットワークの影響を無視できないことを意味している。一般的な社会調査では回答負担の大きなネームジェネレータ質問を用いずとも、簡略な質問によっておおよそ正負のネットワークを測定できる可能性を示すこともできた。さらに、「絆」や「つながり」という呼び名のもとにネットワークづくりを行うことが一面的であり、負のネットワーク形成につながるリスクをふまえた社会的、政策提言が必要であることも、研究結果から示唆される。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 「負の社会ネットワーク」に関する基礎的分析2019

    • 著者名/発表者名
      石田賢示、荒牧草平、苫米地なつ帆、阿部智生
    • 学会等名
      第68回数理社会学会大会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] 母子のパーソナル・ネットワークと学校生活への態度の関係―中学生と母親パネル調査(JLPS-J)データを用いた分析―2019

    • 著者名/発表者名
      石田賢示
    • 学会等名
      日本教育社会学会第70回大会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-07-25   更新日: 2022-01-27  

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