研究課題/領域番号 |
18K18602
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分8:社会学およびその関連分野
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
阿部 浩和 大阪大学, サイバーメディアセンター, 教授 (20346125)
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研究分担者 |
宮川 智子 和歌山大学, システム工学部, 教授 (30351240)
ルプレヒト クリストフ 愛媛大学, 社会共創学部, 准教授 (90783895)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 社会・生態的環境 / 地域再生 / 文化的活動 / 環境被害 / 社会生態的環境 / 環境汚染 / 社会生態的生産環境 / 都市・地域計画 / 環境保全 / 行政・制度 |
研究成果の概要 |
近年の急速な過疎化・高齢化の進行によって、地方の中山間地を中心に、集落の維持が困難な地域が増えている。本研究は重大な環境被害を受けた中山間地の再生について「コミュニティデベロップメント」に焦点を当て、英国をはじめ国内外の先行事例を調査し、「コミュニティの連繋と人的ネットワーク」、「新たな農林生産に介在する文化的活動と地域創生」、「経済的自立と都市農村共生・交流」、「スティグマ解消とリスクコミュニケーション」の4つの課題を通して、環境被害を受けた地域の社会・生態的環境の再生に不可欠なリスクマネジメント方策と中山間地域における社会的経済的基盤の再構築のための基礎的要件を明らかにする。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では重大な環境被害を受けた福島等の中山間地において、除染対策後の新たなコミュニティ再建として、まず住民が生活を維持していくためには何が必要か、環境被害に起因するスティグマを解消するにはどのような手段が考えられるのか、農業を通して都市と農村を繋ぐためには何をすればよいかなどについて、英国をはじめ国内外で先行する事例の調査を実施することで、避難指示が解除された地域の住民帰還と再生のための知見を得ることの意義は大きい。
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