研究課題/領域番号 |
18K18610
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分8:社会学およびその関連分野
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研究機関 | 大阪公立大学 (2022-2023) 大阪府立大学 (2018-2021) |
研究代表者 |
山野 則子 大阪公立大学, 大学院現代システム科学研究科, 教授 (50342217)
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研究分担者 |
嵯峨 嘉子 大阪公立大学, 人間社会システム科学研究科, 准教授 (30340938)
所 道彦 大阪公立大学, 大学院生活科学研究科, 教授 (80326272)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 子どもの貧困 / 指標開発 / はく奪指標 / 貧困指標と政策の結合 / プログラム評価 / EBP / はく奪指数 / 剥奪指標 |
研究成果の概要 |
大阪府子どもの貧困調査の結果から子どもの貧困指標を開発した。この指標を反映したスクリーニングシステムYOSS(Yamano Osaka Screening Sheet)の自治体への導入を進め、これらの自治体のデータを用いて、子どもの貧困指標と関連する項目を抽出した。次に、スクリーニング項目の継時的な変化を分析した結果、経済的に困難を抱えている世帯の子どもを支援するうえで、特に「服装・身だしなみ」や「学力」「家庭の様子」をより注視しながら支援につなげていく必要があることを示唆しており、科学的根拠に基づく実践プログラムの一端を構築することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
子どもが貧困に陥る社会的構造を明らかにすることで、貧困状態にある子どもを正確に捉える指標を開発する。学校現場において、課題があり支援を必要としている子どもを捉えるためのスクリーニングツールにこの指標を応用することで、取りこぼすことなく貧困状態にある子どもを拾い上げることが可能となる。 また、スクリーニングデータを多角的に分析することで、子どもの状態に応じて注視すべき点を明らかにすることができ、これまでと比較してより適切な支援法を提示することができるようになる。
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