研究課題/領域番号 |
18K18617
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分9:教育学およびその関連分野
|
研究機関 | 北海道教育大学 |
研究代表者 |
姫野 完治 北海道教育大学, 大学院教育学研究科, 教授 (30359559)
|
研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | みえ / 教師教育 / プログラム開発 / 共感・共有 / 視線 / リフレクション / 可視化 / 共感 / 共有 / 授業研究 / 授業観察 / 360度カメラ / 初任教師 / 伝承 / 評価 |
研究成果の概要 |
教師にとって「みえる」ことは授業改善の基盤と言え、その教師のみえを対象化し、力量向上につなげることが重要である。2000年代後半に入り、調査機器の小型化やウェアラブル化が進んだことにより、授業者自身の視線を解明したり、リフレクションに援用したりする研究が行われてきている。しかし、教師の「みえ」をいかに教師や教師集団の力量向上につなげていくための方法論の確立やプログラム化は今後の課題となっていた。本研究は、伝統芸能におけるわざの伝承システムをふまえ、教師相互の授業の「みえ」を共感・共有することを基盤とした教師教育プログラムを開発・試行・評価した。その成果について、学会や論文として発表を行った。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
教師の力量向上及び授業改善にとって省察が重要である。しかし、多くの校内授業研究や 研修に携わる中で、同じ授業をみたとしても、教師によって「みえ方」が大きく異なることを実感してきた。教師によって「みえ方」が違うのであれば、事後検討会でいくら検討しようとも、また熟練教師がいかに課題を指摘しようとも、力量向上や授業改善につながりにくい。本研究において、視線計測装置を用いて教師の「みえ」を調査するとともに、授業実施中及び授業観察中の熟達教師の「みえ」を、若手教師や実習生に伝承する教師教育プログラムを開発したことで、初任教師を始め教師の力量向上に寄与すると考えている。
|