研究課題/領域番号 |
18K18623
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分9:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
川口 純 筑波大学, 人間系, 助教 (90733329)
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研究分担者 |
牧 貴愛 広島大学, 国際協力研究科, 准教授 (80610906)
荻巣 崇世 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 特任助教 (00743775)
興津 妙子 大妻女子大学, 文学部, 准教授 (20772784)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 教員スタンダード / 自省する教員 / グローバルガバナンス / ローカルの文脈 / 陶冶財 / 自省する専門家 / 国際比較 / 教員の生活 / コンピテンシー / 教員評価 / 国際比較研究 / 学び続ける教員 / 自律的教育 |
研究成果の概要 |
アジア3か国(タイ、インド、カンボジア)とアフリカ3か国(マラウイ、ザンビア、ケニア)の教員政策を対象として下からの視点を重視し、「教員」自身のリアリティや彼らの視点を中核に据えながら、調査を実施した。アジア・アフリカ地域の教員政策について国際的潮流との比較研究を実施し、各国特有の教員政策の特徴と課題を明らかにすることができた。現地調査を基に途上国各国のローカルな文脈を読み解くことを通じ、グローバルに語られる「教育の質」を再考するともに、それらを実現するための教師の「質」をどう捉え、何をもって教師の仕事の質を図るのか解きほぐした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在の教員政策における国際的潮流を批判的に捉え、途上国独自の特色に鑑み、地域に根ざした問題を掘り起こし、新たな視座を提供した。教育政策の改定が教員や地域住民に、いかに受け入れられているのか、教育政策受容の視点を提供した。各国の文化、価値観、社会状況を十分に包含し、教員政策研究のフレームワークを構築した。そのため、教員養成課程から輩出された教員が、学校現場で教育実践を実施する一連の経過を包括的に把捉することが可能になった。本研究結果は、地域の文脈を包含した研究枠組みの提示や実証研究の蓄積など学術的貢献は当然ながら、国際教育協力に対する実践分野にも寄与していくだろう。
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