研究課題/領域番号 |
18K18627
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分9:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
草なぎ 佳奈子 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 助教 (00777873)
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研究分担者 |
北村 友人 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (30362221)
佐藤 真久 東京都市大学, 環境学部, 教授 (00360800)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 持続可能な開発のための教育 / レッスンスタディ / インドネシア / 比較教育学 / 授業研究 / 協働的な学び / 学校改革 / 学びの共同体 / 持続可能な開発のための教育(ESD) / 全人的教育 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、教師たちが学びの専門家として「活動的で協同的で反省的な実践」を行う学びの共同体を、ESDの目指す主体的で自己変容を可能とする学びの一つのモデルとして検証することである。インドネシア授業研究学会と共同でアンケート調査を実施し、全国的にレッスンスタディが普及した背景とその実践の内容について明らかにした。日本においては地域の学びの会に焦点を当て、学校外の教師の学びについて検証した。両国において教育の質と関連した政策と、子どもの学びを保障する動きと連動してレッスンスタディが取り組まれている実情が明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、普遍的なモデル形成が難しいといわれる「持続可能な開発のための教育(ESD)」の目指す、主体的で自己変容を可能とするアプローチとして、学びの共同体を検証した。特に国や地域の実践として、その文脈に合わせて発展した学びの共同体による教師の学び合いが継続した理由と実践内容について明らかにした。教育モデルは普遍的で短期的な効果を目指すものが多い中、本研究は現場の教師にとって主体的・継続的に取り組む意味のある実践が何かを検証する実証的な研究を行った点が大きな特徴である。また、教師の専門性を高めるため、実際の学校や研究会に参照し得る成果でもあり、社会的な意義を認めることができる。
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