研究課題/領域番号 |
18K18631
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分9:教育学およびその関連分野
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研究機関 | お茶の水女子大学 |
研究代表者 |
後藤 郁子 お茶の水女子大学, 基幹研究院, 基幹研究院研究員 (60724482)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 初任教師 / メンター / 形成的介入 / 能動的発達 / 発達支援 / 介入法 / メンター(初任教師指導者) / 能動的発達支援 / 介入法の開発 / 初任教師指導者(メンター) |
研究成果の概要 |
成果として、附属小・中学校での教育実習及び都内の公立小学校(A校)の初任者研修の場においてメンター役の教師が実践者の能動的な発達を促す形成的介入を試行し、その試行過程におけるメンターの指導法の要素を検証し概念化した。また、形成的介入の試行に関わっていない都内2区の公立小学校(83校)のメンターにアンケート調査を実施しメンターの指導実態から課題を捉え、本研究が課題解決に寄与できる研究結果であることを検証した。 研究結果は、お茶の水女子大学から『初任教師の成長・発達を支援するメンターの介入論-能動的な課題解決から生まれる教師エージェンシー‐』として電子出版し、研究者や教育現場にアピールしていく。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
初任者研修の要である指導担当者=メンターの介入法や指導力を高める方法についての検討・開発は全く為されていない現状において、初任教師の能動的な行為(成長・発達)を生み出すべく、形成的介入論(エンゲストローム:2010)を基にした、メンター育成の理念となる介入法について提案するとともに、新しい教師教育の在り方にも一石を投じるという意味で学術的意義を有する。 更には、初任教師一人一人が固有の課題解決能力を身に付けることで真の教育力が養われることになり、即ちそれは、真に教育力のある教師育成というキャリアデザインの発想に立ってのメンターの指導力向上に関する研究といえ、社会的意義をもつものと考える。
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