研究課題/領域番号 |
18K18636
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分9:教育学およびその関連分野
|
研究機関 | 筑波大学 (2021-2022) 信州大学 (2018-2020) |
研究代表者 |
小松 孝太郎 筑波大学, 人間系, 准教授 (40578267)
|
研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2020年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 算数・数学 / 前提追究 / 教材開発 |
研究成果の概要 |
本研究では,算数・数学科において前提追究活動を促進するための課題の設計原理を開発することを目的とした。ねらいとする学習目標を相対的真理観に基づいて設定し,先行研究の知見を根拠として課題設計原理を構築した。次に,原理に基づいて設計した課題を小中学校の授業で実践し,その実践の分析結果から,構築した原理を洗練した。そして,洗練した原理が,上述の学習目標を達成するための課題を設計する際に有効であることを示した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の数学教育では,前提が明確な状況で推論を積み重ねる論理的思考力の育成が志向されてきたが,日常社会では条件が明確な問題に直面することは少ない。そこで本研究では前提追究活動に着目し,真に生きて働く力を算数・数学科で育成することを目指した。さらに,個々の具体的な課題を設計することよりも,そうした課題設計を裏付ける一般的な設計原理を開発した。これにより,原理に基づいて,研究で開発した課題以外にも多くの課題を設計できるようになることが期待される。
|