研究課題/領域番号 |
18K18638
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分9:教育学およびその関連分野
|
研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
田中 伸 岐阜大学, 教育学部, 准教授 (70508465)
|
研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 社会科教育 / 文化学習 / カルチュラル・スタディーズ / 文化教育 / カルチュラル ・スタディーズ |
研究成果の概要 |
本研究は、カルチュラル・スタディーズの方法論を活用し、社会の中で特定の価値観や思想が一定の見方・考え方を作り出し、それが結果的にラベリングとして作用している実態とその過程を分析、解体する授業を開発し、岐阜県内の中等学校で実践した。また、特定の教科が社会的・文化的・政治的に内在する思想の分析を行い、社会の中で特定の価値観や思想 が一定の見方・考え方を作り出し、それが場面によっては教育を通して作用している実態とその過程を分析、解体する授業を開発し、実践し、その成果を示した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的・社会的意義は、文化の批判的分析・研究を行う学習論の提案を通して、市民性育成論の一つの提案を行うことである。日本の社会科教育では伝統・文化を無批判に受け入れる学習(文化受容学習)が行われている。本研究では、当該の学習を見直し、文化財や文化現象の意義や意味を分析・評価し、当該文化を「価値ある、学ぶべき対象」として意味(価値)付ける歴史的・社会的・政治的背景を分析・研究する学習論(文化研究学習)を開発する。本研究の最終目標は、子どもが所属する地域文化や伝統の継承・創造・革新へ主体的かつ批判的に関わる市民性育成論の開発である。
|