研究課題/領域番号 |
18K18643
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分9:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
石見 拓 京都大学, 環境安全保健機構, 教授 (60437291)
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研究分担者 |
上床 輝久 京都大学, 医学研究科, 特定病院助教 (20447973)
古川 壽亮 京都大学, 医学研究科, 教授 (90275123)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | メンタルヘルス / 認知行動療法 / 学校保健 / e-health / 大学生 / 学生支援 / iCBT / スマートフォン / 完全要因ランダム化試験 |
研究成果の概要 |
健康な大学生を対象としたスマートフォン認知行動療法(CBT)アプリケーションを開発し、5大学、1000名規模の大学生を対象として、完全要因無作為介入試験を実施した。CBTを構成する5つの認知・行動スキルの要素(セルフモニタリング、認知再構成、行動活性化、アサーション訓練、構造化問題解決技法)の効果的な組み合わせを明らかにすることによって、大学生のメンタルヘルス増進におけるスマートフォンCBTのエビデンスを創出することを目指した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我が国における青年期人口の自殺率の高さや、大学における精神障害を有する学生に対する支援ニーズの高まりを背景に、青年期の精神疾患予防および精神的健康の増進に注目が集まっている。修学や就職活動等による心理的課題に直面する大学生活において、ストレスコーピングスキルを学ぶことは精神的なレジリエンスを向上させ、精神疾患を予防 する上で大きな役割を果たすと考えられる。比較的コストがかからず、利用しやすいスマートフォンCBTのエビデンスを明らかにすることは、大学における効果的なメンタルヘルス対策の実施と普及の上で重要な意味を持つ。
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