研究課題/領域番号 |
18K18657
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分9:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
山田 政寛 九州大学, 基幹教育院, 准教授 (10466831)
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研究分担者 |
合田 美子 熊本大学, 教授システム学研究センター, 准教授 (00433706)
江木 啓訓 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 准教授 (30422504)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 自己調整学習 / ラーニングアナリティクス / 座席位置 / 位置情報 / センサーネットワーク |
研究成果の概要 |
本研究では学習の情意面に関する理論であった自己調整学習理論を学習の行動データから捉え直し、新たに物理的空間のデータである座席位置も含めて、行動レベルから見たSRLの様相を把握することが目的である。研究成果として、自己調整学習に対しては、認知的学習方略やそれを支援するツールの利用、授業資料の閲覧行動が影響することが示された。座席位置の影響については直接的にSRLへの影響は見られなかったが、教材における学習行動が媒介し、自己調整学習意識へ、間接的に影響を与えることが示され、座席位置から自己調整学習意識の強さを推定できる可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は自己調整学習という教育心理学が主にになってきた研究理論において、学習行動からその様相に迫ることを目的した。その行動も、近年注目されているラーニングアナリティクスのアプローチからデジタル教材のへのアクセス、その教材上の学習行動、さらには物理的空間における座席位置から自己調整学習の意識の強さを測ることができるか検証したチャレンジングな研究である。本研究の成果により、座席位置は経験値より、学習行動の積極的な態度を推定はできるが、成績に直結するものではないことが示されたのは学術的に新しい知見である。
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