研究課題/領域番号 |
18K18702
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分10:心理学およびその関連分野
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研究機関 | 中京大学 (2021-2022) 筑波大学 (2018-2020) |
研究代表者 |
紙上 敬太 中京大学, 教養教育研究院, 准教授 (20508254)
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研究分担者 |
森田 憲輝 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (10382540)
高井 洋平 鹿屋体育大学, スポーツ生命科学系, 准教授 (20574205)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 体力 / 記憶 / 子供 / 潜在記憶 / 関係記憶 |
研究成果の概要 |
本研究では潜在記憶に注目し、子供の体力と記憶機能の関係を明らかにすることを目的とした。その結果、体力と記憶パフォーマンスの間に関係が認められなかった。本研究では、先行研究と同じ記憶課題を用いているにもかかわらず、先行研究の知見を再現できなかった。最近の研究代表者らのメタ分析の結果に基づき、研究参加者の特性(本研究の参加者の記憶機能が高すぎたこと)が、この矛盾した知見に関わっていることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
過去20年間に渡る研究によって、習慣的運動による体力の向上は高次認知機能を改善させることが示されてきた。本研究ではこれまでに注目されてこなかった潜在記憶に焦点を当てたという点で学術的独自性・チャレンジ性が高いものである。当初の仮説に反し、体力と記憶パフォーマンスに関係が認められなかったが、本研究の問題点(研究参加者の特性を十分に考慮できていなかったこと)を解決することによって、今後の研究分野のさらなる発展に貢献しうると考えている。
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