研究課題/領域番号 |
18K18704
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分10:心理学およびその関連分野
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
林 直保子 関西大学, 社会学部, 教授 (00302654)
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研究分担者 |
与謝野 有紀 関西大学, 社会学部, 教授 (00230673)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 信頼 / 信頼性 / 潜在連合テスト / ブランド / ブランディング / 地域文化資源 / 地域文化意識 / 社会関係資本 / コミュニティネットワーク / 信頼感 / ディペンダビリティ / ポジティブ・ネットワーク |
研究成果の概要 |
本研究のもっとも大きな成果は、潜在的態度としての社会的信頼の測定方法を提案したことにある。社会的信頼の実証研究は、質問紙調査、あるいは実験による個人の社会的信頼感、社会的信頼性の測定を基礎として行われてきたが、これらの測定に関しては、信頼性・妥当性の観点や社会調査への適用可能性に関して課題があることが指摘されていた。これらの課題を突破できる可能性のある手法として、本研究では、潜在連合テスト(IAT)に着目し、社会的信頼をめぐる態度測定IAT(信頼IAT)の新規開発を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の社会的信頼の実証研究では、人々が自ら認識している態度である顕在的態度としての信頼のみを測定してきた。これに対し、本研究の成果である信頼IATを用いることで、本人が意識していない態度(潜在的態度)としての信頼を測定することができるようになった。すなわち、調査の回答者が自らを信頼感の高い人間として提示するかもしれないという問題を回避した上で、信頼研究を行うことが可能となった。
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