研究課題/領域番号 |
18K18746
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分14:プラズマ学およびその関連分野
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
高橋 和貴 東北大学, 工学研究科, 准教授 (80451491)
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研究分担者 |
安藤 晃 東北大学, 工学研究科, 教授 (90182998)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | スペースデブリ / プラズマ / 電気推進 / プラズマ・核融合 / プラズマ推進 |
研究成果の概要 |
本研究では,無電極磁気ノズルRFプラズマ推進機からの双方向プラズマ噴射・加速現象が起こることを実証し,上流・下流域へと流出するプラズマ流を,外部磁場を用いて制御可能であることを示した.また,推進機の推力,およびスペースデブリ模擬のターゲットに対してプラズマ流が与える力を同時に計測し,スペースデブリ除去モード,加速モード,減速モードのデブリ除去ミッションに必要となる推進機の動作を,外部磁場によって選択可能であることを実証した.また推進機のモジュール化を行うために,周波数自動制御型のRFシステムを開発し,高速かつ小型で再現性良く高密度プラズマ生成が可能であることを実証した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
スペースデブリ除去技術の開発は,今後宇宙開発を継続していく中で最重要課題であり,国際的にもその開発が進められている.特に既に地球周回軌道に存在する大型デブリの除去技術に関して早急な開発が求められており,除去衛星がデブリに直接接触しない,非接触型の除去技術が有用であると考えられている.本研究で得られたプラズマ理工学的および宇宙工学的知見はこの課題の解決法の一つとなりうる成果であり,学術的・社会的に意義が大きい.
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