研究課題/領域番号 |
18K18771
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分15:素粒子、原子核、宇宙物理学およびその関連分野
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研究機関 | 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 |
研究代表者 |
石岡 典子 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 高崎量子応用研究所 量子バイオ基盤研究部, 部長 (30354963)
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研究分担者 |
上原 知也 千葉大学, 大学院薬学研究院, 教授 (10323403)
渡辺 茂樹 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 高崎量子応用研究所 放射線生物応用研究部, 主幹研究員 (10450305)
近藤 浩夫 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 六ヶ所核融合研究所 核融合炉材料研究開発部, 主幹研究員(定常) (40403159)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | アスタチン / ビスマス / アルファビーム / がん治療 / セラノスティクス / 液体金属 / ラジオアイソトープ / 原子核反応 / 合金 / 二重標識 / RI製造 / 放射性ハロゲン |
研究成果の概要 |
次世代のがん治療薬として期待されているα核種、アスタチン-211を大量に製造するために考案した液体Bi標的技術を、当該分野においてさらに発展すべく、液体金属標的技術が秘めているすべての可能性を探る。本研究では、液体合金標的技術及び異種混合有用RIの同一分子標識技術の開発を目的とした。結果として、当該技術の適用可能な金属標的と有用RIとの組み合わせを見出すと共に、モデルケースとしてBi-Sb合金標的を用いたアスタチン-211とヨウ素-123の同時製造及び同一分子標識の可能性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
有用ラジオアイソトープ製造技術に、液体金属/合金標的という新たな概念を生み出した。この概念により、融点の低い金属元素の標的化、多元合金による有用ラジオアイソトープの同時生成が可能になり、ラジオアイソトープを利用した基礎研究や臨床における効率化が期待できる。さらに、同一分子へ複数のラジオアイソトープを標識できる可能性を見出したことにより、単一ラジオアイソトープでは達成困難であった効能を放射性薬剤に付与することが期待できる。
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