研究課題/領域番号 |
18K18772
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分15:素粒子、原子核、宇宙物理学およびその関連分野
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研究機関 | 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 |
研究代表者 |
国分 紀秀 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究所, 准教授 (50334248)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
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キーワード | ガンマ線検出器 / 電気光学効果 / 陽電子断層法 / 放射線検出器 / ガンマ線 / 超高速検出 / レーザー / 超高速 |
研究成果の概要 |
本提案ではフェムト秒オーダーに至る超高速応答性をもった革新的なガンマ線検出器の実現に向けた先駆的探索として、ガンマ線による内部電離を電気光学効果を介して屈折率の微小な変化として検出する原理実証実験を行った。大きな電気光学係数を持つ素材で製作した素子に反射防止コーティングと電極形成を施した素子を製作し、可視光帯域のプローブレーザーを通した状態で、光検出器において透過光レーザーの強度や偏光面などの時間変化を放射線と同時に検出する測定系を構築し、放射線検出の実証実験を実施することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ガンマ線と物質の反応を、電気光学効果を介した光学特性の変化として検出するアイディアは近年になって”Rad-Optics”として提唱され、原理的には極めて有望であるが、まだ海外でも原理実証段階にあるため本研究は先駆性の観点で学術的意義を有する。また将来的には陽電子断層法の画像分解能に劇的な向上をもたらす医療応用の観点からの社会的意義を持つ。
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