研究課題/領域番号 |
18K18773
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分16:天文学およびその関連分野
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
鈴木 仁研 名古屋大学, 理学研究科, 助教 (30534599)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
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キーワード | 赤外線天文学 / 遠・中間赤外線検出器 / ゲルマニウム / 赤外線検出器 / Ge半導体 |
研究成果の概要 |
波長~30-60 μm 帯での天体観測は、天文学的に重要な窓であるにも関わらず、他の波長帯に比べて大きな遅れをとっている (未開拓な波長帯)。その理由は、未開拓波長帯に高感度かつ実用的な検出器がいまだに存在しないからである。 本研究では、赤外線検出素子の構造の刷新により、未開拓な波長帯に高い光感度を有する赤外線検出器の実現とその実用化に挑戦する。検出器の試作を行い、検出器を温度2 Kまで冷却し、光応答特性を評価した。その結果、未開拓波長帯における光感度は従来型検出器の未開拓波長帯でのそれよりも1桁程度高いことを実証できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
未開拓波長帯の高感度化の実証に成功したことによって、今までアクセスできなかったガス輝線や固体物質のバンド放射を観測でき、宇宙空間の物質・物理状態の重要な情報を取得でき、現代天文学が掲げる宇宙の物質・生命進化の研究分野を切り開くことができる。
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