研究課題/領域番号 |
18K18777
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分17:地球惑星科学およびその関連分野
|
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
高橋 浩晃 北海道大学, 理学研究院, 教授 (30301930)
|
研究分担者 |
柴田 智郎 京都大学, 理学研究科, 准教授 (80446369)
高橋 良 地方独立行政法人北海道立総合研究機構, 環境・地質研究本部 地質研究所, 主査 (30446372)
|
研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
|
キーワード | ヘリウム同位体 / ヘリウムガスサンプラー / 地殻流体 / ヘリウム / サンプラー / 長期保存 / 地震火山活動 |
研究成果の概要 |
地震や火山活動等と関連が指摘されている地殻流体の動きを反映すると考えられているヘリウムガス同位体のサンプリングを簡便に実施するため、安価かつ操作容易なサンプリングキットを開発するとともに、それを用いた試験サンプリングを活火山や地震活動が活発な地域で実施した。サンプラーの保持試験を実施するための真空ラインを設計・製作し、試験筐体を用いたガスリークテストを実施した。サンプルキットの物理的な密閉度によるリークがあり得ること、物理的密閉度合いの向上を図ることで、吸着ガスのみの検出が可能である可能性が示された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヘリウム同位体は地震発生や火山活動に関連する地殻流体の動きを知る唯一の方法であるが、そのサンプリングや分析は容易ではない。今回開発したガスサンプラーは、専門外の研究者でも容易にガスのサンプリングを行うことが出来るため、格段に多数のサンプルを得ることを可能にするものである。今回の研究結果をもとに、サンプラーをより信頼性の高いものとすることで、地下水・温泉を含めた地殻流体の挙動を知るための流体溶存ガスの研究の発展が見込まれ、広範囲の地球の物質循環の研究への発展も期待される。
|