研究課題/領域番号 |
18K18792
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分17:地球惑星科学およびその関連分野
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
田中 陽 国立研究開発法人理化学研究所, 生命機能科学研究センター, チームリーダー (40532271)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 地球惑星探査 / 海底探査 / 生存圏 / 乾燥耐性 / 生物エージェント |
研究成果の概要 |
人類は、進化とともにその活動圏を拡げてきた。現代、地球上の陸地はほぼ探索が完了したといえるが、将来は海や宇宙に活動範囲を拡げていくであろう。ただし、それには地形や生態系などの探索が不可欠になるが、従来法であるリモート探索は情報の精度や質に限界があり、探索機は広範囲をカバーするには膨大な数とコストがかかる。そこで本研究では、根本的に発想を変え、生物に機械を組み込んだハイブリッドロボットを使った探索を実証する。まず比較的容易な(1)海の探索法を検証し、さらに、(2)宇宙についても挑戦することを目的とし、それぞれについてデバイスの開発と実証を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
まず海の探索法の検証として、発電魚であるシビレエイに通信装置を取り付け、これをシビレエイの発生電力で駆動・通信させられることを実証した。これは今後、実際に海洋での生物を用いた探索に用いられることが期待される。一方、宇宙探索では宇宙でも宇宙空間でも長期間生存できるネムリユスリカを用いて、その動きを追尾できるように、その動きで発電させる微小電極デバイスを作製した。このデバイスは将来の宇宙のみならず、砂漠や極地等の地球上の環境センシングにも用いられることが期待される。
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