研究課題/領域番号 |
18K18813
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分18:材料力学、生産工学、設計工学およびその関連分野
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研究機関 | 兵庫県立大学 |
研究代表者 |
鷲津 仁志 兵庫県立大学, 情報科学研究科, 教授 (00394883)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | トライボロジー / 潤滑油 / 物理吸着・化学吸着 / 分子動力学 / 防錆剤 / 極圧剤 / 油性剤 / 反応力場 / 添加剤 / 物理・化学吸着 / マテリアルズ・インフォマティクス / コロイド / 境界潤滑 / 固液界面 / マテリアルズインフォマティクス / 化学吸着 / 地球シミュレータ / 物理吸着 / 京コンピュータ |
研究成果の概要 |
分子動力学を用いた境界潤滑油膜の物理吸着初期過程の解析手法を提示した.油性剤については,物理吸着過程の解析手法を確立した.極圧剤は常温常圧においては安定した逆ミセル構造を作り,油性剤のように容易に吸着しないことも判った.添加剤の金属表面への化学吸着プロセス解析について,銅酸化防止添加剤について反応力場を用いた解析を実施し,酸化銅および銅を有するハイブリッド表面において選択的吸着が生じることを示し,この手法を極圧剤にも拡張し,実験と比較をした.有機系ソフトマターのMI の適用のため,パーシステント・ホモロジーによる構造予測法を提案し,機械学習の評価関数として利用可能であることを示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
潤滑油の添加剤を分子レベルから設計することは,トライボロジストの夢であった.境界潤滑が重要とされる現象,たとえば自動車エンジン,モーター部品,空調機のコンプレッサー,圧延等の金属加工過程,風力発電機の軸受・増速機や発電所のタービンといった大型機器など,幅広い分野とサイズの異なる潤滑条件において幅広く適用可能である.現在,軸受,オイル,金属,電機,重工,自動車,素材などの企業に社会還元すべく産学連携研究に本手法を適用している.
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