研究課題/領域番号 |
18K18822
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分19:流体工学、熱工学およびその関連分野
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
松田 佑 早稲田大学, 理工学術院, 准教授 (20402513)
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研究分担者 |
江上 泰広 愛知工業大学, 工学部, 教授 (80292283)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
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キーワード | 感圧塗料 / 構造化光 / 流体計測 |
研究成果の概要 |
高い空間分解能で圧力分布計測が実施できる感圧塗料(PSP)計測法が注目を集めている.本研究ではPSP計測法による圧力計測の高精度化を実現することを目指した.本研究では,励起光に空間変調をもたせた構造化光を利用する.すなわち,構造化光に同期したPSP信号を効果的に抽出することで,計測の高精度化を目指した.また,PSP計測画像の位置合わせを簡易に実施するためにARマーカーを用いた手法を提案した.以上のような計測システムを開発し,実験室レベルでの衝突噴流試験を実施し,その有効性を確認した.合わせて近年注目度の高い,PSP計測画像から壁面せん断応力の算出を行う手法の検証も行った.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
鉄道・自動車車体表面での圧力分布の精密計測技術は,空気抵抗や空力騒音をはじめとした空力設計を行う上で非常に大きな貢献を果たす.そのため,高空間分解能で圧力の分布計測が可能なPSP計測法が大きな注目を集めている.しかし現在のPSP計測法では計測制度が不足しておりこれらの分野への適用は困難であった.本研究では,PSP計測法の高精度化を通じ,自動車や鉄道車両の車体形状,家電製品に用いられているファンをはじめとする広範な工業製品の空力設計に活用するための技術開発を行った.本研究によって一定の成果が得られ,今後も引き続き研究を精力的に実施することで,これらへの応用が実現できると期待できる.
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