研究課題/領域番号 |
18K18829
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分20:機械力学、ロボティクスおよびその関連分野
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
岡 和彦 弘前大学, 理工学研究科, 教授 (00194324)
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研究分担者 |
陳 暁帥 弘前大学, 理工学研究科, 助教 (40812277)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
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キーワード | リング状光格子 / 軸対称偏光素子 / 光駆動 |
研究成果の概要 |
微小物体をレーザートラッピングによって回転駆動する新たな方法として軸対称偏光素子によって生成されたリング状光格子を用いる方法について研究を行った。まず、顕微鏡光学系に内在する波面収差がこの方法における回転制御の不安定性の原因となることを理論解析により見出した。そして、この結果に基づいて実験系を改良し、微小物体の安定的な回転駆動を実証した。さらに、光造形を用いて微小回転子を作成し、回転制御を試みた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年の微細加工技術の急速な進展に伴い、多種多様なマイクロマシンが作られるようになってきた。それらの応用にはマイクロマシンを非接触で駆動する動力源の開発が重要となる。本研究ではそのような用途への応用を目指して、軸対称偏光素子によって生成されたリング状光格子という新たな種類の光を用いた微小物体の遠隔回転駆動法を提案し、さらにその基本特性の向上を行った。この方法が完成すれば、簡便でかつ適応的な光駆動源として利用できる可能性がある。
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