研究課題/領域番号 |
18K18837
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分20:機械力学、ロボティクスおよびその関連分野
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
寺尾 京平 香川大学, 創造工学部, 准教授 (80467448)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | 単一分子加工 / 光ピンセット / 微細加工技術 / マイクロ流体デバイス / マイクロ・ナノデバイス / バイオナノテクノロジー / バイオテクノロジー / 1分子加工 / 微細構造デバイス |
研究成果の概要 |
本研究では、従来の試験管実験では困難であった、生体分子1分子レベルの機械加工システムの実現に取り組んだ。分子加工ツールと加工台となるマイクロ流体デバイスを組み合わせた1分子加工システムを開発し、DNA1分子切断加工によって、本システムの実証実験を行った。その結果、ピンポイントなDNA加工及び、基礎的な解析を行うことを達成した。本システムによってピンポイントな分子加工が可能になることで、生体分子の1分子レベルでの解析といった生化学分野における新たな技術になると期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生体分子は生物学における主要な研究対象であり、1分子レベルでの解析と機能の理解が求められている。本研究は、酵素固定化ナノマイクロ構造体を工具として使い、これまで非特異に生じていた化学反応を空間的に限定された領域で生じさせ生体分子を加工することで、ナノテクノロジー分野に新たな方法論を確立するものである。これまでの分子集団を対象にしてきた様々な化学反応が1分子の解像度で処理できるようになれば、生体分子の分子毎の差異や1分子動態の解明など、分子生物学における新たな方法論の確立、さらに新原理に基づく生体分子分析システムの実現につながる可能性があり、学術的・社会的に意義がある。
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