研究課題/領域番号 |
18K18844
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分21:電気電子工学およびその関連分野
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
都甲 薫 筑波大学, 数理物質系, 准教授 (30611280)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 二次電池 / 多層グラフェン / 結晶成長 / グラファイト薄膜 / 二次電池負極 |
研究成果の概要 |
軽くて柔らかい「フレキシブル全固体薄膜二次電池」は、どこにでも設置できることに加え、積層による高性能化が容易であり、「究極の電池形態」といえる。本研究では、研究代表者の見出した炭素と金属の「層交換現象」を用いることで、プラスチックの耐熱温度以下におけるグラファイト薄膜の合成、およびそのリチウムイオン電池負極動作を実証した。当初の研究計画を完遂したことに加え、目標を上回る負極性能が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
電気自動車や携帯機器のバッテリーの革新を目指し、二次電池の全固体化・薄膜化の研究が活発化している。本研究は、従来電池として実績のある炭素負極を用いたフレキシブル二次電池の実現につながる成果である。また、「層交換」は、従来の多層グラフェンの合成技術とは異なるメカニズムに基づいた合成法であり、特に多層グラフェンの膜厚を広いレンジで制御できる点はユニークである。今後、様々な分野への応用が期待される。
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