研究課題/領域番号 |
18K18860
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分21:電気電子工学およびその関連分野
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
杉本 靖博 大阪大学, 工学研究科, 准教授 (70402972)
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研究分担者 |
青沼 仁志 北海道大学, 電子科学研究所, 准教授 (20333643)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
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キーワード | アンテナフェンシング / コオロギ / 闘争行動 / 電気刺激 / 筋刺激 / アンテナフェンシグ / 昆虫の闘争行動 / 運動への介入 / 構成論的アプローチ |
研究成果の概要 |
本研究では,コオロギ同士の闘争行動においてみられる特徴的かつ興味深い振る舞いであるアンテナフェンシングが,闘争行動成立にどのように寄与しているかを解明することを目的とし研究を行った.特に,アンテナを動かす筋に電極を挿入して電気刺激し,外部からアンテナの運動に介入した状態で闘争行動を行わせ,その挙動の解析を行った.その結果,電気刺激しアンテナフェンシングに外部から介入した場合,電気刺激を行ったコオロギの闘争性が向上していることを示唆する実験結果を得た.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,アンテナを動かす筋に電極を挿入して電気刺激し,外部からアンテナの運動に介入した状態で闘争行動を行わせ,その際の挙動解析を行うことで,外部から運動に介入した個体の闘争性があがるという結果を得た.これは,運動中に外部から介入することで,アンテナフェンシング中にコオロギが意図しないアンテナの挙動を作為的に作りだすことや,対象個体の闘争性を変化させることが可能なことを意味する.このように外部からの電気刺激による運動介入手法が有効であることは,今後,コオロギ同士の闘争行動解明を含む様々な生物の興味深い行動の解析において,有用な知見となりえると考えられる.
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