研究課題/領域番号 |
18K18882
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分22:土木工学およびその関連分野
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
高橋 良和 京都大学, 工学研究科, 教授 (10283623)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
2019年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 橋梁 / 技術史 / 第二次世界大戦 / ロバスト性評価 / 耐弾性能 / ロバスト性 / 鴨緑江 / 損傷影響線 / 耐震構造 / 危機耐性 |
研究成果の概要 |
戦争時に爆撃の対象となる重要構造物である橋梁について,昭和10年代に行われた耐弾性能を高めるための技術的検討を整理し,内的・外的不静定,吊構造などの異なる技術の組み合わせ(多様性)を推奨していたこと,また高次不静定橋梁の構造計算は,近似的解法による一次応力の算出だけではなく,曲げによる二次応力も算出し,その精度が極めて高いことを証明した. また,設計基準外事象に対する長大トラス橋梁の倒壊に関するロバスト性評価を行い,その評価結果に基づく構造改良対策に資する,新たな損傷影響線を提案した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
第二次世界大戦下の朝鮮半島で開発された新しい形式の橋梁はほとんど資料が残っておらず,これらを技術史論的に整理したことは,学術的に意義が高い. また,上記橋梁の爆撃による落橋しにくさを評価するために開発した損傷影響線に基づくロバスト性評価法は,地震のような設計想定と異なる作用に対する橋梁の耐落橋性能を評価することにも利用でき,社会的意義も高い.
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