研究課題/領域番号 |
18K18897
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分23:建築学およびその関連分野
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
大嶋 拓也 新潟大学, 自然科学系, 准教授 (40332647)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 都市環境音響 / スマートフォン / 騒音マッピング / 気圧計 / 高精度測位 / RTK測位 / スマートフォン個体差 / ハンズフリー測定 / 環境騒音 / 位置情報 / モバイルデバイス / 騒音マップ |
研究成果の概要 |
本研究では,スマートフォンを用いた高度も含む3次元騒音マッピングの技術を提案し,その技術が確立された。騒音測定手法の実装及び検証を行ったほか,研究の核心たる相対高度の正確な測位には,近年のスマートフォンに内蔵される気圧計をペアで用いることで,従来のGNSSによる単独測位による10 mオーダと比較して大幅に正確な1 mオーダの測位精度を実現した。本技術は,RTKのような高精度衛星測位技術に必要なディファレンシャル測位対応のGNSS受信装置やGNSS基準局を必要としない利点がある。また汎用性が高く,騒音マッピング以外にもスマートフォンによる高度の測位が必要な場面で,多様な用途を見込むことができる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究による3次元騒音マッピング技術により,より最新の現状を反映した実測に基づく騒音マップの作成が可能となる。これによって,より的確な騒音低減のためのアクションプランの作成及び実施が期待される。また,従来から作成されてきた推計計算による騒音マップの妥当性や精度の検証における参照値としての役割が期待される。さらに,本研究で提案した気圧高度計を用いた相対高度の測位手法は,特殊な機器やGNSS基準局を用いることなく,スマートフォンだけでGNSSによる単独測位とRTK測位の中間的な測位精度を実現可能である。このことから,騒音マッピング以外にも幅広い応用が期待される。
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