研究課題/領域番号 |
18K18908
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分24:航空宇宙工学、船舶海洋工学およびその関連分野
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
浅井 健彦 筑波大学, システム情報系, 准教授 (90775793)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2020年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 波力発電 / 同調回転慣性質量機構 / イナーター / 再生可能エネルギー / 同調回転慣性質量トランスデューサー / 浮体式洋上風車 / 波力発電装置 / エネルギーハーベスティング / 同調回転慣性質量 |
研究成果の概要 |
本研究は可変型同調回転慣性質量機構をもつ波力発電装置を提案している。既往研究では本機構による発電効率向上が報告されているが、共振効果を利用しているため、波の周期変化に対して発電効率を最適に保つことが出来ないことが指摘されていた。 そこで、本研究では回転慣性質量値を調節出来る可変型機構と、その値を適切に制御出来るアルゴリズムを提案している。波高計から計測されたデータに高速フーリエ変換を用いることで波の卓越周期を計算し、その値に応じて回転慣性質量値を調節出来るシステムを構築し、実際に計測された波データを用いてシミュレーションを実施し、発電効率の向上を確認することが出来た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では新たな可動物体型の波力発電装置を提案しており、脱炭素社会を目指す現代社会において大きな社会的意義をもつと考えれる。 また、本研究でも用いられている同調回転慣性質量機構は本来、地震動を受ける建築・土木構造物の制振技術として提案されているものであり、その技術を波力発電装置へ応用することは既存の学問分野を超えた学際的な研究と考えられ、その学術的にも大きな可能性を示したと考えられる。
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