研究課題/領域番号 |
18K18920
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分25:社会システム工学、安全工学、防災工学およびその関連分野
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研究機関 | 大阪大学 (2019-2020) 京都大学 (2018) |
研究代表者 |
林 高弘 大阪大学, 工学研究科, 教授 (30324479)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | 弾性波 / ガイド波 / 非接触計測 / レーザ / 周方向ガイド波 / センサ / 非破壊評価 / パイプ / 共振 / 非破壊検査 / レーザ超音波 |
研究成果の概要 |
円筒の周方向を伝搬する弾性波の共振を利用することで,円筒の裏側にある減肉の検出を目的として本研究を開始した.円筒試験体に,変調をかけたレーザ光を照射して,その周波数に対応する弾性波を励振させ,円周方向に伝搬するガイド波の明瞭な共振を計測した.この共振パターンは裏に減肉がある箇所において途切れるという実験結果を得た.このことは,このガイド波の周方向共振の計測がパイプの裏側の減肉の検出への適用可能性を示している. また,この周方向の共振ガイド波を,分散曲線による理論検討と数値計算および実験により詳細に解析し,円筒溝部で弾性波が把捉されることを確認した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
円筒の周方向にガイド波が共振することを見出し,円筒(配管)裏面の減肉検査に利用できることを示した.さらに,円筒に溝部が存在する場合には,その円周ガイド波のエネルギが溝部に把捉されるという新現象を,理論解析および数値計算,非接触計測による実験により詳細に示し,高感度センサなど配管検査以外の広い用途があることを実証した.
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