研究課題/領域番号 |
18K18933
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分26:材料工学およびその関連分野
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
大森 俊洋 東北大学, 工学研究科, 准教授 (60451530)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 生体材料 / 形状記憶合金 / 超弾性 / マルテンサイト変態 / コバルト合金 / コバルトクロム合金 / 医療材料 / 状態図 |
研究成果の概要 |
本研究では、Co-Cr-Al-Si合金において1200℃におけるBCC相の存在領域を明らかにし、マルテンサイト変態温度と母相のキュリー温度の組成依存性を決定した。これにより超弾性合金としての合金設計が可能になった。選択した組成の単結晶で超弾性試験を行ったところ、優れた超弾性特性が得られた。また、低温ではマルテンサイト変態誘起臨界応力の負の温度依存性が確認された。耐食性に優れるCo-Cr系合金で超弾性が得られることがわかり、新しい生体材料として有望であると考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、新しいCo-Cr-Al-Si系超弾性合金の研究を行い、その合金設計の基礎情報を得たことは今後の材料開発にとって重要である。さらに、設計した合金で超弾性試験を行い、明確な超弾性が得られることも実証できた。比較的高いCr濃度を有する本Co-Cr-Al-Si合金は耐食性に優れることも確認でき、新しい生体用超弾性として有望であると考えられる。
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