研究課題/領域番号 |
18K18943
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分26:材料工学およびその関連分野
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
平藤 哲司 京都大学, エネルギー科学研究科, 教授 (70208833)
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研究分担者 |
三宅 正男 京都大学, エネルギー科学研究科, 准教授 (60361648)
池之上 卓己 京都大学, エネルギー科学研究科, 助教 (00633538)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 複合材料 / 結晶成長 |
研究成果の概要 |
無機単結晶と有機ポリマーネットワークを複合化した材料の開発を目指し、ナノポーラスポリマーの細孔内に目的の無機結晶をエピタキシャル成長させる手法を検討した。溶液成長法を利用し、ポリマーの細孔を通して、目的の無機結晶を基板からエピタキシャル成長させることを見出し、酸化亜鉛と有機ポリマーネットワークの複合体を得ることができた。同様の手法により、多様な複合材料を形成することを目指し、ペロブスカイト型ハロゲン化物の合成を試みた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
環境中に薄く広く存在する未利用のエネルギーを収集し、電気エネルギーに変換して利用する技術 (Energy harvesting) の一つとして、圧電材料を用いた振動発電が、国内外で積極的に研究されている。現在主流の圧電材料は、多結晶セラミックスであるが、セラミックス特有の脆く、壊れやすい欠点がある。本研究で提案した手法により、有機物と複合化した複雑な微細構造を持ちながら、なお、単結晶である圧電体材料を得ることができ、その複合体は、優れた機械的特性と圧電特性を兼ね備えることが期待できる。
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