研究課題/領域番号 |
18K18944
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分26:材料工学およびその関連分野
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
奥田 浩司 京都大学, 工学研究科, 教授 (50214060)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
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キーワード | 放射光小角散乱法 / トモグラフィー / 析出強化材料 / 軽金属複合材料 / 拡散相変態 / 定量散乱トモグラフィー / SAXS絶対測定 / 組成傾斜材料 / 異方性散乱体 / ナノ組織分布 / 放射光小角散乱 / 散乱トモグラフィー / 複合材料 / 放射光 / 異方性散乱回折 / ピンクビーム / 軽金属合金 / 散乱トモグラフ / ナノ構造分布 / 小角散乱 / ベクトルトモグラフィー / 金属基複合材料 |
研究成果の概要 |
金属基複合系材料に対する散乱トモグラフィーを定量評価手法として提示するとともに、異方性を含む試料に拡張し、その測定効率化に関する検討をおこなった。第一段階としての定量性確立に関しては均一な時効硬化性材料の析出組織評価法として確立している小角散乱絶対評価と同レベルでの定量性をもった散乱トモグラフィー像を多層試料や組成傾斜界面に対して得た(現在投稿準備中)。異方性をもつ試料(テンソル化)については実験については効率の基準となる直接法での試験はおこなえたものの、手法の大幅な変更による実験については後半時期がCOVID19による放射光施設での実験キャンセルや延期にともない、計算上の検討にとどまった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の前半部分では、接合や傾斜組成といったマクロな不均一構造を持つ構造材料の内部のナノ構造分布を非破壊で評価することができる散乱トモグラフィー法の定量化を金属材料に対して実現するという点で、これまでの材料試験評価法で抜け落ちていたスケールである、ナノスケール構造のマクロ領域にわたる分布状況の評価を実現するという意義を持ち、後半部分でその実用材への拡張に不可欠な展開の考え方を検討した。
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