研究課題/領域番号 |
18K18950
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分26:材料工学およびその関連分野
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
松垣 あいら 大阪大学, 工学研究科, 特任講師(常勤) (10592529)
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研究分担者 |
中野 貴由 大阪大学, 工学研究科, 教授 (30243182)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | 骨芽細胞 / 細胞配列 / 塑性変形 / すべり変形 / 双晶変形 / すべり線 / 双晶トレース / 金属結晶 |
研究成果の概要 |
塑性変形による表面起伏を駆使した細胞制御に挑戦し、すべり線/双晶トレースに沿った細胞配列化制御を達成した。塑性変形による表面形状は、接着斑により認識され、細胞内へのシグナル伝達により細胞配列化を制御したと考えられる。本成果により、金属材料の塑性変形挙動の解明は、材料の変形機構理解のために必要不可欠であるのみならず、生体との相互作用理解に基づき、生体組織に固有の機能発現を誘導する生体材料開発に極めて有効であることが示された。加えて、本成果に基づき、骨力学機能発揮にとって最重要である骨配向化方向・配向度を自由自在に制御可能な金属材料表面の最適形状設計が可能になると期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、一見大きく異なる学問分野である結晶塑性学と細胞生物学の融合により、既存の学術体系を見直し、材料表面―生体細胞相互作用に基づく骨配向化制御の新たな原理を発見した。世界に先駆けて骨配向性制御の新たな方法論を確立し、部位や種類に応じて様々な配向方向・配向度を示す骨の配向性を自由自在にコントロール可能な材料創製につながる、極めて独創性が高く、基礎・実用研究両面において意義深い成果を得た。
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