研究課題/領域番号 |
18K18977
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分27:化学工学およびその関連分野
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
佐伯 大輔 信州大学, 学術研究院工学系, 助教 (70633832)
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研究分担者 |
奥村 幸久 信州大学, 学術研究院工学系, 教授 (40243042)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | リポソーム / ハイドロゲル / 形態制御 / マイクロ流路 / ジャイアントリポソーム / 脂質二分子膜 / Giant liposome / Hydrogel / Structural control |
研究成果の概要 |
脂質二分子膜からなる小胞体であるジャイアントリポソーム(GL)は安定性の低さや調製方法の難しさが更なる発展の制約となっている。本研究では、高い安定性を有するハイドロゲルをコアとしたGLの形成手法の確立を行った。 安定なGLを高効率に形成する手法として、ハイドロゲル粒子を脂質分子を溶解した油相に分散させ、水相へ再分散させ、ゲル粒子を脂質二分子膜で被覆しGL化する油水界面通過法を確立した。また、GLの形態制御を行うため、GLのコアとして用いる非球形ハイドロゲル粒子を形成するためのマイクロ流路を開発した。 以上、本研究により、GLの形態をハイドロゲルで制御するための重要な知見が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ジャイアントリポソーム(GL)は生体膜モデルや人工細胞など幅広い研究領域で注目されているが、その安定性の低さや調製方法の難しさが更なる発展の制約となっている。本研究では、高効率かつ簡便にGLを形成するための新たな手法を確立した。また、ゲルをGLのコアに用いることで、安定性の問題を解決した。本研究で得られた知見により、従来のGLの抱える問題点が解決され、GLの更なる応用につながると期待される。
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