研究課題/領域番号 |
18K18989
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分28:ナノマイクロ科学およびその関連分野
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
近藤 剛弘 筑波大学, 数理物質系, 准教授 (70373305)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2020年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | ホウ化水素 / 二次元物質 / シート物質 / エタノール脱水反応 / 固体酸触媒 / ホウ素 / 水素 / 2次元物質 / ボロファン / 硼素 / ボロン |
研究成果の概要 |
ホウ化水素(HB)シートは金属や炭素を含まない固体酸触媒として機能することを世界で初めて示した.エタノールの脱水反応に関して調べた結果、HBシートはブレンステッド酸の役割の観点でH型ゼオライトと似た反応メカニズムであることがわかった.すなわち,HBシートを構成する水素がエタノールの脱水反応に参加し,格子水素欠損位置となるホウ素が中間生成物のメチル基部位から水素を引き抜いてエチレンが形成することが示された.本研究により,今後,さらに様々な反応に対するHBシートの触媒特性を調べることで既存の触媒を凌駕する活性や選択性が見出される可能性があることが示された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、2017年に我々が世界で初めて合成に成功したホウ化水素(HB)シートが金属や炭素を含まない固体酸触媒として機能することが世界で初めて明らかとなった.HBシートはブレンステッド酸の役割の観点でH型ゼオライトと似た触媒特性を示すこともわかった.本研究により,今後,さらに様々な反応に対するHBシートの触媒特性を調べることで既存の触媒を凌駕する活性や選択性が見出される可能性があることが示された.
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