研究課題/領域番号 |
18K19024
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分29:応用物理物性およびその関連分野
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
岡本 敏弘 徳島大学, ポストLEDフォトニクス研究所, 准教授 (60274263)
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研究分担者 |
原口 雅宣 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(理工学域), 教授 (20198906)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
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キーワード | 光磁界分布 / スプリットリング共振器 / 電気磁気効果 / 光メタマテリアル / イメージング |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、1分割スプリットリング共振器(SRR)の磁気共鳴モードと、1分割SRRの電気磁気効果によって生じる光散乱現象の関連を明らかにし、光磁界強度の計測及び光磁界分布イメージングの可能性を調査することである。 主な成果の第1は、直径約100nmの1分割スプリットリング共振器の散乱光を観測することで、SRRのリングに垂直な光磁界の強度が測定可能であることを実験的に明らかにしたこと。第2は、この光散乱現象に適した1分割SRRの設計指針を明らかにしたこと。第3は、複数SRRによって、光磁界強度分布を一度に観測できうることを明らかにしたことなどである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって、光磁界強度及び光磁界強度分布の観測が実現されたことにより、これまで知られていなかった光磁界を介した物理現象を可視化することが可能になると期待される。過去に、電子顕微鏡、原子間力顕微鏡、近接場光学顕微鏡等の発明が様々な物理現象の発見に貢献したように、光磁界分布イメージング技術の発明も未知の物理現象の発見につながる新しい物性評価用ツールに発展する可能性を秘めており、ナノフォトニクスをはじめとして様々な分野に大きな影響を与えると考えられる。
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