研究課題/領域番号 |
18K19052
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分32:物理化学、機能物性化学およびその関連分野
|
研究機関 | 滋賀県立大学 (2021-2022) 埼玉大学 (2018-2020) |
研究代表者 |
小林 成貴 滋賀県立大学, 工学部, 准教授 (40595998)
|
研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
|
キーワード | 原子間力顕微鏡 / トンネル顕微鏡 / 同時計測 / 固液界面 / 走査型トンネル顕微鏡 |
研究成果の概要 |
液中での原子間力顕微鏡(AFM)・走査型トンネル顕微鏡(STM)同時計測を実現するための新たなプローブを開発した。このプローブはqPlusセンサを改良したものであり、先端部以外を絶縁コーティングした探針を備えている。この開発したプローブを用いることで、液中での相互作用力とトンネル電流の同時検出が可能であることを示し、それぞれの異なる距離依存性も確認できた。さらに、液中でのAFM・STM同時イメージングを実証した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発された液中AFM/STM計測技術は、今後、空間分解能が原子・分子レベルにまで改善され、3次元空間分布計測にまで拡張されると予想される。これにより、電極・電解液界面で起こる化学反応プロセスを、複合的な観点から議論することが可能になり、AFM、STM単独で測定するより、相乗的に進展すると期待される。また、AFM/STM同時計測を用いることで、AFM(相互作用力)で探針-試料間距離を制御しながらトンネル電流を検出できるため、導電性の低い材料に対しても、単独でのSTM測定より安定した高分解能イメージングが期待できる。
|