研究課題/領域番号 |
18K19053
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分32:物理化学、機能物性化学およびその関連分野
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
中島 正和 東京大学, 大学院総合文化研究科, 助教 (20361511)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | キャビティリングダウン法 / 旋光計 / 希薄気体 / キラル分子 / 光学活性 / キャビティ・リングダウン法 / 偏光 / リング共振器 / キャビティリングダウン / キャビティ・リングダウン |
研究成果の概要 |
気体の光学活性計測において,キャビティ・リングダウン(CRD)吸収分光法の応用の可能性を探ることが本研究の目的である.これまでの研究で,bow-tie型共振器によるCRD装置を試作し,その共振器内に1枚の波長板を挿入するだけで,旋光計測に利用可能なCRD装置を構築できることを見いだした.さらにBK7ガラスの磁気旋光(Faraday回転)を利用して本装置の感度を調査したところ,キラル分子ガスの微弱な光学活性(自然旋光)を計測するのに十分な感度を持つことが確認された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で見いだした旋光計測手法は,希薄キラル分子気体の示す微弱な旋光現象を観察するために十分な感度を持つ.そのため本手法はin situでの気体キラルセンシングはもちろん,溶媒の影響のない希薄気体条件下で,分子キラリティに起因する事象のみを詳細かつ正確に観測するための実験的研究への利用も可能であり,分子キラリティついての我々の知見を深化させるうえで重要な役割を担うことが期待される.
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