研究課題/領域番号 |
18K19070
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分33:有機化学およびその関連分野
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
桑田 繁樹 東京工業大学, 物質理工学院, 准教授 (10292781)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | アンモニア / アミン / 均一系触媒 / 金属-配位子協奏機能 / 金属ー配位子協奏機能 |
研究成果の概要 |
本研究では、アンモニアからの含窒素有機化合物の触媒的合成を実現するために、アンモニアのN-H結合を効率よく切断し、C-N結合を形成できるような金属ー配位子協奏機能触媒の開発に取り組んだ。その結果、ルテニウム、イリジウムのアミド錯体がアンモニアと配位して、分子内のC-F結合がアミノ化されることを見いだした。また、アンモニアの活性化効率向上に向けて、ジヒドロピリジリデン錯体やトリフルオロメチルピラゾール錯体など、配位子上のプロトン応答部位の酸性度が異なる金属錯体を新たに合成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
基幹化成品として入手容易なアンモニアから、医農薬、機能性材料等の原料として幅広く利用されている含窒素化合物、とりわけ第1級アミン類を直接合成する反応は工業プロセス、精密有機合成の両面で大きな意義をもつ。本研究の成果は、その実現のための基礎的な知見を与えるともに、また、金属ー配位子協働作用に分子活性化、変換という方法論の進展につながるものである。
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